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トップページ >> マリンインタビュー >> マリンイラストレーターTadamiさん

マリンイラストレーターTadamiさん

Tadamiさんデザインのレッドミニ
レッドミニ

お話を伺うところです
お話を伺うところです

こうやって制作するんですね
制作風景です

ほぉーふむふむ
ほぉーふむふむ

極細のペン先です
極細のペン先です

指の形なんです☆
指の形なんです☆

カメラマン柚香ちゃん
カメラマン柚香ちゃん

道具がたくさんですね
道具がたくさんですね

Tadamiさん真剣です
Tadamiさん真剣です

こんな感じで載ってます
こんな感じで載ってます

色彩が美しいですね
色彩が美しいですね

Tadamiさんと雅弓
八木沢雅弓皆さんこんにちは☆マリンキャスターの八木沢雅弓です。今日はマリンイラストレーターの第一人者として有名なTadamiさんの取材に夏目柚香ちゃんと一緒にやって来ました。皆さんのご存知のとりTadamiさんはボートクラブの表紙の連載を手がけていらっしゃいます。今日はTadamiさんにイラストレーターになった理由や、他にはどういう事をされているかなどについてたくさんお話を伺おうと思います!!

昔の作品を見せてくださるTadamiさん ●雅弓:Tadamiさんの絵は遊び心があるし、親しみがあって楽しいですよね。そもそもなぜイラストレーターになろうと思ったのですか?

●Tadamiさん:私の父がグラフィックデザイナーだったし、大正時代の祖父もそうなんです。だから私で3代目になるんだけど、やっぱり小さい頃から絵に触れる機会が多かったんだよね。

●雅弓:自然とTadamiさんの絵に関する感性が形成されたんですね。

●Tadamiさん:そうだね。あとは、小さい頃よく遊びに行っていた漁師のおじさんにもお世話になったんだ。そこに1週間下宿したことがあって、それがとても印象に残っているんだよ。それから夏休みになるとよく信州に遊びに行っていたんだけど、昆虫採取をしたりしてね。これらの海や山の自然の中で遊んでいたことが、イラストレーターとしての基礎となっているんだと思うよ。

Tadamiさん製作中 ●雅弓:子供の頃の経験や感動したことが原体験になっているんですね。Tadamiさんの最初の仕事はなんだったんですか?

●Tadamiさん:学生時代の平凡パンチのイラストが初めての仕事だったんだよ。最初は1枚税込み3000円以下だったんだ。当時はイラストでの年収が10万もないくらいだったんだよ。その後舵社の方と出会って、車のイラストの連載を始めたんだよ。

●雅弓:1枚3000円ですか!?安いですね〜、ちょっとビックリしました。しかも最初はマリンとは違った絵を描かれていたんですね。

●Tadamiさん:そうなんです。マリン関係のイラストでは、1979年にアメリカズカップで初の海外の取材へ行った時が初めてでね。それから今までにもう20年近く毎年マイアミへ行って舟の取材をしてるんだよ。2週間行って一年分の取材をするハードスケジュールなんだけど、とても面白いですよ。
ボートクラブとハイチーズ☆ ●雅弓:舟の取材はどんなことを重視してやっているんですか?

●Tadamiさん:そうだなぁ、ビギナーの感覚で見ながらも、デザインを学んでいたからこそわかる視点や、物作りにこだわっている人ならではの見方で取材することを心がけているね。素人の視点と玄人の視点でバランスを上手くとり、分かりやすく伝えるのが重要だと思っているよ。

このイラストとっても綺麗
このイラストは幻想的でとっても素敵です☆おしゃれな感じですね。
これは気に入っている作品のひとつだよ
このイラストは家族で湖でクルーザーに乗りながら、ゆっくり星を見ている優雅な風景を描いたそうです。
●雅弓:そんな風に海外でたくさんの舟を見てきているTadamiさんは、どんなイラストを描きたいと思っているんですか?

●Tadamiさん:海外の舟を見ているからこそ、日本にはない舟を描きたいよね。例えば、日本の大きなメーカーのヤマハとかスズキが影響を受けるような舟を描きたいです。

たくさんのルアー ●雅弓:外国には私達が知らない舟がたくさんありますけど、Tadamiさんのようなイラストで描いてあると、親しみやすくていいですよね。Tadamiさんは舟のどういうところに魅力を感じるんですか?

●Tadamiさん:私は基本的40にフィート以上の船は取材しないんだ。それはね、大きい船だと普通の家みたいになっちゃうでしょ?でも、小さい舟は空間が狭いからこそ、その狭い空間のなかでどれだけ快適に過ごせるかっていうような工夫やこだわりがたくさん詰まっているんだよ。そこがとってもおもしろいんだよね。

●雅弓:そうですよね。小さい舟って、中に入ってみると思った以上に広かったり、こんなところにトイレがある!とか驚いたりして素晴らしい工夫がありますよね。これからはこんなことがしたいとかって言うのはあるんですか?

●Tadamiさん:そうだなぁ、元々アメリカにいないタイプのイラストレーターだと思うので、これからはもっとアメリカに進出したりしたいね。

Tadamiさんのデスクで 集中力も創造力も、すべての力を凝縮するための、神聖な場です!

●次に、イラストを描いているところを取材させていただきました。

●雅弓:すごい!さすがですね〜!さらさらっと描いてしまうんですね!描き方としてはどのように描いているんですか?

●Tadamiさん:二十歳の頃は直接左上からいきなり書いていく、なんて書き方もしていたんだよ。今はスケッチで全体を描いて、本紙にトレーシングペーパーでコピーして描いているよ。

デフォルメの絵
デフォルメのイラストです。私にはとっても思いつかない独創性がすごいです☆

●雅弓:Tadamiさんはイラストの中でこれが得意っていうのはなんですか?

●Tadamiさん:そうだなぁ、デフォルメかな。そのまま忠実に書くと表現できない事なども、ゆがませて描くことによって、一枚の絵で舟の中と外を見せることが出来たりもするんだよ。そうすると一石二鳥でしょ?でもこれはなかなか海外では受け入れてもらえないんだけどね。(笑)

2ショット☆
ボートクラブの表紙の原画と一緒にパチリ。Tadamiさんいいスマイルです(笑)

ペンシルで下書き ●雅弓:このポスター(写真下)は夢があってとてもすてきですね☆

●Tadamiさん:これはね日本セーリング連盟が、世界ヨット連盟の100周年を記念して作ったポスターなんだよ。とてもおもしろいでしょ?これ、世界中の様々なヨットをたくさん集めて描いたんだよ。よく見ていくとヨットだけじゃなくていろんな海の生き物もいて世界の海も描いているんだ。実は私も真ん中にいたりしてね(笑) 実はいろんな知り合いの方もこの絵の中に描いたから、みんな結構喜んでくれたんだよ。

●雅弓:すごい!本当に楽しそうですね♪

●Tadamiさん:これは描いててとってもおもしろかったよ!だから1日半で書き終わっちゃったんだよ。やっぱりおもしろいと自分で思うものはとっても早く出来ちゃうんだよね。
世界ヨット連盟のポスターです♪ 世界ヨット連盟のポスターです!夢がたっぷりのイラストですよね☆
世界ヨット連盟のポスター

●雅弓:たったの1日半で!すご〜い☆こういったイラストっていうのは、これから描こうっていう絵を頭の中に浮かべてから、実際に描いていくんですか?

Tadamiさんin
ポスター ●Tadamiさん:そう。頭の中に絵を浮かばせてから、それを一気に描くんだ。おもしろいと思う絵だと遊び心を入れて、こんな風に、あんな風にってやってると、大きなものでもすぐ描けちゃうんだよね。書いてて楽しくなっちゃうんだよ。若い頃なんかは勢いが違ったから、一日で何十枚っていう絵を描いていたんだよね。(笑)

●雅弓:一日に何十枚も描く ってすごい集中力ですね。マリン関係の絵を描くときに注意していることってありますか?

●Tadamiさん:そうだなぁ、いかに魚が活き活きとしているかを表現するために、特に魚の目の表情には注意をして描いているよ。実は生きている魚っていうのは釣り上げられた後でも海の方を見ているんだよ。図鑑の魚は、死んでから写真を撮っていることが多いから、目に勢いがなかったり、新鮮さにかけるんだよね。他にも、魚の独特な光沢や色合いを出すのには、なかなか苦労するんだよ。
redminiの本です ●雅弓:知らなかったです。普段見かける魚の目は下向いてないですもん。こういう細かいところを十分に知り尽くしているTadamiさんだからこそ描ける新鮮さなんですね。

●Tadamiさん:やっぱり海を知っている人が描かないと分からない事はたくさんあるんだよね。今言った魚についてもそうなんだけど、ヨットの帆なんかも風の向きなんかで進んでる方向と全然違った方向を向くから、注意して描かないと理屈に合わない描き方をしたりして笑われちゃうよね。
●雅弓:なるほど。素人が見ただけだとなかなか分からないですけど、詳しい方が見るとすぐに分かってしまいますもんね。ところでこの赤い舟、おもちゃみたいで可愛いですね☆

カーグラフィック ●Tadamiさん:レッドミニっていう舟を作ったんだけど、これで日本全国の海の駅を回るんだよ。僕が幼い頃からとってもお世話になったおばさんがいて、その人がきっかけで、レッドミニという個展を昔開いたことがあったんだ。カーグラフィックという雑誌にも81年6月号に特集掲載されたものなんだけど。ミニクーパーを描いた個展名にちなんでレッドミニという名前にしたんだ。
●雅弓:そうなんですねぇ。赤くて丸みがあって可愛らしくて、ぴったりの名前ですね。最初からレッドミニという名前にしようと意識されてデザインされたんですか?

●Tadamiさん:全くそういう訳じゃなかったんだけど、名前を付けようってなった時に、そうだレッドミニがいいんじゃないかなってね。

レッドミニ ●雅弓:素敵ですねぇ。そもそもどうしてこういう舟をデザインしようと思ったんですか?

●Tadamiさん:初めはナンパが出来るような舟が欲しかったんだよね(笑) こういう舟だと女性がかわいいって言ってくれるでしょ?14年前にいつか自分で舟をデザインしたいと思っていたので、やっと今回作ることになったんだよ。この手のボートは普通5ノットくらいしか出ないんだけど、それではいやだったので、30ノットくらい出るものにしたんだ。そのほうがかっこいいじゃない?(笑)

●雅弓:30ノットって相当早いですよね!すごーい。(笑)

●Tadamiさん:相当早いよ!あとね、舟って男中心な視点になりがちだから女性と子供の心を掴むような舟を作りたくて、工夫をこらして、可愛くて、なおかつトイレが個室になっているような、海の上でもプライバシーを守れるような舟にしたいと思ったんだよね。

昔の資料も拝見☆ ●雅弓:日本の海の駅を一周しようと考えたのはどうしてですか?

●Tadamiさん:去年ボート作りの件で講演を頼まれて、瀬戸内海へ行ったんだよ。そのとき初めてそこを少し観光したんだけど、海にこんなに長く携わっていたはずけど知らない海がたくさんあるなぁ、瀬戸内海をもっと知ってみたいと思ったんだ。で、瀬戸内海を一周する企画を軽い気持ちで考え始めたんだよ。
それから、瀬戸内海を自分の舟で周ろうと思いついて、海の駅のネットワークが出来たって聞いたから、じゃあ海の駅を順番に回ってみようと思ったんだよ。


●雅弓:最初はとても軽い感じの考えだったんですね(笑) これから海の駅を周るに当って、どんな日程で行こうとお考えですか?

●Tadamiさん:だいたい2年くらいの期間で考えているよ。2泊3日航程を何回もに分けて、70くらいの海の駅を行く予定なんだ。1回に4つか5つくらいの海の駅を回る予定になるのかな。海の駅などに宿泊して、その土地の特徴を知ったり、その土地ならではの美味しいものを食べたりしようと思っているんだよ。

ここに行くんだよ ●雅弓:うわぁ〜。とってもおもしろそうですね☆ でも日本一周ともなると、根底にはきちんとした目的もお持ちだと思いますが。

●Tadamiさん:そうだね、やはり海の駅の知名度を上げることが一番かな。あと、私は子供たちにライフジャケットの着用の意識を高めて欲しいんだ。だからライジャケみたいな軽い呼び方をしたりしてるんだけどね。ライフジャケットを着用していれば、本来防げた事故も過去にたくさんあるから、もっともっと日本にも普及させていきたいんだよ。

●雅弓:そうですね。ライフジャケットを身に着けているかいないかは、車の安全ベルトと同じで安全に直接結び付きますからね。ライフジャケットを普及させると言うのは安全のためにとても素晴らしい事ですよね。

●Tadamiさん:それと、もう1つあって、日本での海の遊びには固定観念があって、ボートなら釣り、ヨットはレースのため、とかいう事になってるでしょ?これだけじゃなくて、もっと楽しい遊び方があるから、その提案もしたいなぁと思ってね。

●雅弓:楽しい遊び方をどんどん提案していってくださいね!一緒に舟に乗って旅する人はどなたなんですか?

●Tadamiさん:決まっているわけではなくて、気の知れた人やぜひ乗りたいっていうゲストを考えているんだよ。
●雅弓:Tadamiさんの周りにはたくさんのお仲間がいらっしゃいそうですね。ところで数年前に生前葬をされたとのことですが、その時もたくさんの方々がお集まりになったんでしょうね?

●Tadamiさん:多くの海仲間も集まってくれて賑やかでとっても楽しい生前葬になったんだ。人生の節目にというか区切りをつける意味でやったんだけど、おかげで第2の人生のスタートというか気持ちを切り替えることができたよ。気のせいか、その後いいことが続いているような気もするし。
●雅弓:そうなんですね。さっそくこれから日本一周と楽しいことが目白押しですね!何よりTadamiさんのお人柄がよいパワーを引き寄せているんだと思いました。

記念撮影 最後にTadamiさんと記念撮影☆楽しい取材ありがとうございました!!

楽しく取材中です〜
楽しく取材中です〜

Tadamiさんも笑顔ですね
Tadamiさんも笑顔ですね

下書きです
下書きです

とっても繊細な作業
とっても繊細な作業

鉛筆のタッチで全然違うんですよ
色んなタッチがあります

下書きを写します
下書きを写します

完成に近づいています
完成に近づいています

この鉛筆で書くんです
この鉛筆で書くんです

これがインクなんですよ
これがインクなんですよ


東京パワーボートセンターにて
東京パワーボートセンターでお話を伺いました。
水面を走るレッドミニ 写真はレッドミニが、迫る出航の日に向けてシェイクダウンをしている様子です。シェイクダウンとは、本番に向けた練習走行のようなこと。Tadamiさんも本番に向けて余念がありませんね。私たちも、海の駅1周の成功を心からお祈りしています。

シェイクダウン中 あんなに可愛くて、それでいて繊細な、魅力的な海の絵を描かれるTadamiさんってどんな人だろう??と取材前からとても楽しみにしていましたが、お会いしてみたら Tadamiさんの面白くて親しみやすい人柄と、海をこよなく愛するお気持ちと、絵を描くことへの高い情熱、いい意味で私の想像はすっかり裏切られてしまいました。(笑)私もさらにTadamiさんのファンになってしまいました☆これからもTadamiさんの世界観のある素敵な絵で、見る人を魅了し続けてくださいね。

マリンキャスター:八木沢雅弓
マリンキャスター
これからこのちっちゃくて可愛いレッドミニで海の駅を1周するのかぁ〜と思うと今からとっても楽しみですね。一体どんな旅が待ち受けているのでしょうか。私たちは同乗はできないけれど、心から応援してますね。Tadamiさん、頑張ってください!
東京パワーボートセンターにて
レッドミニの前夜祭と出港の模様は こちら でレポートしています☆

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